葬儀での挨拶は欠かせません。しかし不幸の最中で、いろんな段取りに忙しくて、なかなか言葉を吟味していられないケースがほとんどです。そんな大変な状況ですが、ポイントを絞ってあらかじめ挨拶の内容を考えておくことが必要です。
ポイントのいくつかを列挙してみると以下の通りです。まずは来ていただいた方々への感謝です。雨風の強い悪天候の際には、そんな中でも来ていただいたことをまず感謝しましょう。それから、故人が生前に各方面でお世話になったことについて、故人に代わってお礼を言うのが一般的です。
また、故人の人柄がよく現れたエピソードを話すこともよくあります。参列された方々と共に故人を偲ぶ上でとても効果的です。可能な限り披露できればベストです。ただし、故人への気持が強いからといって、あまり長くなりすぎないように気を付けることも大切です。
葬儀では色々な場面で喪主が挨拶をしなくてはいけません。どの挨拶も大切ですが、とくに重要度が高いのは、出棺の見送りをしてくれる会葬者への挨拶でしょう。自分と故人の関係に軽く触れ、会葬のお礼を述べます。そして、故人が生前にお世話になったことに対する感謝を伝え、今後の遺族への支援のお願いで締めるのが基本です。
さしさわりがなければ、故人の死因や闘病中の様子などを話してもいいでしょう。また、マナーも分かっておかないといけません。喪主があいさつに立つのであれば、喪主の代理が位牌を持ち、それに次ぐ遺族が遺影を持ちます。
そして、遺族全員が会葬者の方に向いて並ぶのがマナーです。もちろん、あいさつが終わったら遺族全員が一礼をしなくてはいけません。子供はこう言うことを分かっていないでしょう。親がしっかりと教えてあげることです。